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[2668] 資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/19(土) 21:55 [ 返信 ]
 現在編んでいる文書の一部から提供したいと思います。
『ハンター大全』『ハンター大全2』が大変入手しにくい状況の中、多少でも皆様の助けになれば幸いです。

 内容の一部は、あくまでも独自の解釈ですのでご承知置き下さい。また追加の情報も希望があれば提供いたしたいと思います。


[2669] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/19(土) 21:57
『ハンター大全』キリン飲料版
著 猟団「潟Lリン飲料」書士官長 Heine Weisheit.

「始めに」
 この書は、全てのモンスターハンター二次創作作家に贈るものである。
 この書は、モンスターハンターの二次創作作品を手がける者に、モンスターハンターの世界、モンスター、技術などのあらゆる情報を正確に記録する物である。
 ともすれば余りに広大な世界観に面食らってしまう二次創作作家にとって、この書が作品を手がける上での道標となることを切に願う。

<モンスターの項>
この世界に跋扈する数多のモンスター達。
その環境によって様々な姿に進化した彼らは、
燃えるような生命をこの地で育み、そして散らしていく。

ある者には明日の糧を得るための材料として、
ある者には己の力量を試すための手段として、
また、ある者には富と名声を手にするための道具として。
モンスターは、ハンターにとって様々な意味を持つ。
しかし、そこには決して人間は手に入れることの出来ない
溢れんばかりの自由と生命力に対する憧憬と尊敬が含まれている。

ここでは長年の調査と多くの人々により培われた
モンスターの生態を紹介する。

ちなみに本項の作成には、王立学術院所蔵『狩猟の博物誌・第二版』
『辺境生物記録纂』『飛竜列伝』及び、
ミナガルデハンターズギルドによる『ハンターについての記述』
ドンドルマハンターズギルドによる『ハンターについての記述』
ココット村年史の『モンスター記録』
ココット村ギルド出張所『ハンターについての記述』
ジャンボ村年史『飛竜及びモンスターの記録』『古龍の書』
ポッケ村年史『猫族の伝承』『モンスター記録』
ポッケ村ギルド出張所『ハンターについての記述』
猟団潟Lリン飲料『モンスターとの交戦記録』に
多大なる貢献を頂いたことを記しておく。


[2670] 時間の都合上、本日はここまでで Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/19(土) 23:31
【実在が確認されている生物】 〔骨のみ発見されている生物〕
《書士隊により発見された生物》 [書士隊により調査中の生物]

「霊長目」―――――――――――――――――――――――――【ヒト科】

「食雑目」―――――――――――――――――――――――――【アイルー科】

「偶蹄目」――――――――――――――――――■――――――【ケルビ科】
                                 |――――――【モス科】
                                 ■――――――【ブルファンゴ科】

「奇蹄目」――――――――――――――――――■――――――【ウマ科】
                                 ■――――――【ラマラダ科】

「鳥盤目」――――「鎚尾亜目」――――「地竜科目」――――■――――――【トノス科】
                                       ■――――――【ケロス科】

「竜盤目」――■――「獣脚亜目」―――■――――■―――「甲殻竜下目」―――「飛竜上科」―――【リオス科】
         |             〔ワイバーンレックス〕  〔シェルレウス〕     《カノプス》
         |               |       |       
         |               |      |
         |               |      ■「重殻竜下目」■「鎧竜上科」―【グラビモス科】
         |               |        [クラグモス]|
         |               |                ■「角竜上科」―【ブロス科】
         |               |
         |               ■―――――――――「稀白竜上科」―【フルフル科】
         |
         ■――「鳥脚亜目」―――■――「鳥竜下目」―■―「耳鳥竜上科」―【クック科】
           〔イグルエイビス〕    |   〔ボルドル〕  |
                          |            ■――――――――【ゲリョス科】
                          |             《バジリス》
                          |
                          ■―――――「走竜下目」―■―――【ランポス科】
                                    〔ケプトス〕  |
                                            |―――【ゲネポス科】
                                            ■―――【イーオス科】


[2671] RE:資料提供 Name: 凰雅沙雀 Date:2008/04/20(日) 12:53
お久しぶりです。

追加の情報、希望しましょう。


[2672] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 20:28
 申し訳ない……手違いで古いほうの樹形図を載せてしまいました、下記に第二版を載せておきます。

「長鼻目」――――――――――――――――――――――――――――「奇鼻上科」――――【ポポ科】


「霊長目」――――――――――――■――――――――――――――――――――――――【ヒト科】
                        |
                        ■―――――――――――――――「竜人上科」――――【竜人科】
                        |
                        ■―――――――――――――――「魚人上科」――――【魚人科】


「尖爪目」――――「堅歯亜目」――■―――――――――――――――「鋭牙上科」――――【ブランゴ科】
                       |
                       ■―――――――――――――――「鋭牙上科」――――【コンガ科】
                       |
                       ■―――――――――――――――「科目不明」――――【ラージャン科】


「食雑目」――――――――――――■―――――――――――――――――――――――――【アイルー科】
                        |
                        ■―――――――――――――――「科目不明」――――【チャチャブー科】


「偶蹄目」――――――――――――■―――――――――――――――――――――――――【ケルビ科】
                        |
                        ■―――――――――――――――――――――――――【モス科】
                        |
                        ■―――――――――――――――――――――――――【ファンゴ科】
                        |
                        ■―――――――――――――――――――――――――【ガウシカ科】


「奇蹄目」――――――――――――■―――――――――――――――――――――――――【ウマ科】
                         |
                        ■―――――――――――――――――――――――――【ラマラダ科】


「鳥盤目」――――「鎚尾亜目」――――「地竜下目」――――――――――――――■―――【トノス科】
                                                      |
                                                      ■―――【ケロス科】


[2673] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 21:09
「竜盤目」――■――「獣脚亜目」―――■―――「源竜下目」――■―「翼足竜上科」―――【ティガレックス科】
         |  〔レックス〕       |               |
         |                |               ■―「翼足竜上科」―――【ナルガクルガ科】
         |                |                |
         |                |               ■―「大棘竜上科」―――【アカムトルム科】
         |                |               |
         |                |               ■―「掘削竜上科」―――【ウカムルバス科】
         |                |
         |               ■―――「甲殻竜下目」―■―「飛竜上科」――――【リオス科】
         |                |     〔シェルレウス〕 |《カノプス》
         |               |               |
         |               |               ■―「棘竜上科」――――【エスピナス科】
         |               |
         |               ■―――「重殻竜下目」―■―「鎧竜上科」――――【グラビモス科】
         |               |     [クラグモス]  |
         |               |               ■―「角竜上科」――――【ブロス科】
         |               |
         |               |――――――――――――「稀白竜上科」―――【フルフル科】
         |               |
         |               ■―――――――――――――「蛇竜上科」――――【ガブラス科】
         |
         ■――「鳥脚亜目」―――■―――「鳥竜下目」――■―「耳鳥竜上科」―■―【クック科】
            〔イグルエイビス〕   |     〔ボルドル〕   |            |
                          |               |             ■―【ガルルガ科】
                          |               |
                          |               ■―――――――――――【ゲリョス科】
                          |               |《バジリス》
                          |               |
                          |               ■―――――――――――【ヒプノック科】
                          |
                          ■―――「走竜下目」―――――――――■――■―【ランポス科】
                                〔ケプトス〕              |   |
                                                     |   ■―【ギアノス科】
                                                     |
                                                     ■――――【ゲネポス科】
                                                     |
                                                     ■――――【イーオス科】


[2674] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 21:26
「魚竜目」――■――「古魚亜目」――■――「古蛇下目」――――――――――――――――「エンシェントサーペント科」
         |              |                                   〔エンシェントサーペント〕
         |              |
         |              ■――「古魚下目」――――――――――――――――【ミンギョ科】
         |
         ■――「有脚魚竜亜目」――■――――――――――――「水竜上科」――――【トトス科】
         |                 |
         |                 ■――――――――――――「砂竜上科」――――【ガレオス科】
         |                 |
         |                 ■――――――――――――「溶岩竜上科」―――【ヴォルガノス科】
         |
         ■――「熱魚亜目」―――――――――――――――――――――――――――【アロワナ科】
         |
         ■――「核熱亜目」―――――――――――――――――――――――――――【デメキン科】


「古龍目」――■――「源龍亜目」―――――――――――――――――――――――――――【ミラボレアス科】
         |
         ■――「山龍亜目」―――――――――――――――――――――――――――【ラオシャンロン科】
         |
         ■――「鋼龍亜目」―――――――――――――――――――――――――――【クシャナ科】
         |
         ■――「炎龍亜目」―――――――――――――――――――――――――――【テスカト科】
         |
         ■――「霞龍亜目」―――――――――――――――――――――――――――【ナズチ科】
         |
         ■――「岳龍亜目」―――――――――――――――――――――――――――【ヤマツカミ科】


「古虫目」――■――――――――――――――――――――――――――――――――――【フシムシ科】
         |
         ■――「閃虫亜目」―――――――――――――――――――――――――――【ヒカリムシ科】


「殻虫目」――■――「棘虫亜目」―――――――――――――――――――――――――――【カンタロス科】
         |
         ■――「針尾亜目」―――――――――――――――――――――――――――【ランゴスタ科】
         |
         ■――「閃虫亜目」―――――――――――――■―――――――――――――【ライコウチュウ科】
                                         |
                                         ■―――――――――――――【ホタル科】


「甲虫目」――――――――――――――――――――――――■――――――■――――――【カブトムシ亜科】
                                          |         |
                                          |         ■――――――【コガネムシ科】
                                          |
                                          ■―――――――――――――【チョウ科】
                                          |
                                          ■―――――――――――――【アリ科】
                                          |
                                          ■―――――――――――――【バッタ科】


[2675] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 21:33
「十脚目」――■―――――――――――――「短尾下目」――■――「盾蟹上科」―――――【ザザミ科】
         |                              |
         |                              ■――「鎌蟹上科」―――――【ギザミ科】
         |
         ■―――――――――――――「科目不明」――――――――――――――――【ガオレン科】


 尚、上記の樹形図について「霊長目」の【竜人科】【魚人科】。

「竜盤目」の【ティガレックス科】【ナルガクルガ科】【アカムトルム科】【ウカムルバス科】【エスピナス科】【ヒプノック科】。

「魚竜目」の【ヴォルガノス科】。

「古龍目」の【ミラボレアス科】。

「甲虫目」の【コガネムシ科】【チョウ科】【アリ科】【バッタ科】の項目については、書士隊独自の見地で著させて頂いている事をここに付記しておく。


[2676] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 21:53
 この樹形図の根本は、偉大なる王立古生物書士隊が編纂した【巨大生物樹形図】と、著名な書士官ジョン=アーサー氏による【西シュレイド地方生物樹形図】を元に作成された物である。
 それをベースに一部新種発見のモンスターの事項を独自の見地で付加したものが上である。
 
 王立古生物書士隊の研究により、今までその外観から「飛竜」と総称していた生物の内の幾つかの種は、共通の祖先から派生したものではなく、全く別系統の生物から進化を遂げたものであることが明らかになった。この現象を説明するには「収斂進化論」が的確である。

 つまり、種族の異なる生物が各々で、己のさらされている苛酷な環境に適応するために最善と思われる形質に進化していった結果、互いによく似た形質を持つに至ったということである。しかしこの調査結果も、現段階では仮説の域を出ていない。

 また、元・王立古生物書士隊の筆頭書士官にして、ハンターとしても高名であったジョン=アーサー氏が、「古生物に限らず、あらゆる生物の生態系を調査する」と言う信念の元に綴った【西シュレイド地方生物樹形図】は、彼が自ら現地に赴いて情報を収集し、危険なハンティングにも積極的に挑んだ成果である。

 彼の姿勢は、多くの書士隊に影響を与えた。しかし彼はある日、「まだまだ未発見の生物がこの地に存在する」と言う言葉を残し、深い森の中へと姿を消した。その後の消息は不明のままである。

 なお、この樹形図にはその姿を確認した生物は勿論の事、化石として発見され調査が進められている生物、その存在は確認できないものの、過去の文献などから確かに“存在した”と推測される生物全てを反映している。

 現在でも王立古生物書士隊は、引き続きこれらの生物の調査を進めている。

『ハンター大全』より抜粋。

 尚、この文献は古い物のため、我が猟団〔潟Lリン飲料〕の書士官チームで独自に調査した情報をここに記しておく。

 可能な限りの情報を集め、慎重に編纂した物であるため確実性は高い。
 また、不明な情報などは一切掲載していないため、その使用は慎重を期することも付記しておく。



【轟竜ティガレックス】
 轟竜と呼ばれる通り、気性は荒く、他の生物の縄張りを荒らしては度々争いを起こす凶暴な飛竜であるティガレックスは、近年「砂漠」や「雪山」での目撃が報告されている。特徴の無い体型であり、あまり高く無い飛行能力やブレスなどの特殊な攻撃器官を持っていない事から、飛竜の進化の原型であると言われている。

 また、王立古生物書士隊の調査記録にある「ワイバーンレックス」と言う飛竜は、雪山で目撃されたと言う記録があり、化石などから推測した体型などがティガレックスと酷似しているため、ティガレックスこそワイバーンレックスなのではないかと言う説もある。


 原始的な生態であるが、砂漠や雪山と言う対極にある過酷な環境域両方で活動できる事から、生存競争に打ち勝って来た事が窺える。
 交戦したハンターや書士官の報告によれば、羽ばたく事で飛行高度までの揚力を得る事はせず、強靭な脚力に任せ滑空高度まで跳躍し主に滑空しながら飛行する。


 火竜のようなブレスは吐かないものの、豪腕で地面の一部を削り取って飛ばしてくるなど侮ることはできない。また翼を前足のように扱うことも特徴である、陸戦に特化したリオレイアよりも更に陸戦に特化した飛竜であり、そのスピードは他の飛竜を圧倒する。


 轟竜の咆哮もまた、他の飛竜には無いほどの音域であり氷壁程度ならば破壊してしまう振動数を誇る、無防備にその咆哮を受ければ鼓膜が破れるだけでは済まない。

 食欲が旺盛であり、ある書士官の報告によると「戦闘中にも関わらず置かれた肉に食らいついた」と言う事例もあるようだ。ティガレックスが出没すると、付近の草食獣が身を隠す事から、彼らにとっても相当な脅威である事は間違いないようである。


[2677] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 22:02
【覇竜アカムトルム】

 アカムトルムは近年フラヒヤ山脈に位置するポッケ村近郊の火山地帯において、ギルドの総力を投じて討伐された飛竜である。その生態は今だに謎に包まれており、ポッケ村常駐の古龍研究家によると、骨格などがティガレックスに酷似している事から分類上飛竜種と認定されていると言う。

 偶然火山でその姿を発見したハンターの証言では、グラビモスの熱線ブレスの直撃を受けてもなおグラビモスに襲い掛かり、一撃の下グラビモスを打ち倒したという。何を食するのか、生殖方法なども一切解明されておらず、また発見例も少ないことから研究も進んでいないのが現状である。

 大きな特徴として、飛竜に分類されながら翼を持たない事である。これは前足が後ろ足に比べて極端に大きい事から、元々翼だった部分が自身の巨大化に伴い飛行能力を失い、歩行のための器官、つまり脚に進化した物だと思われる。

 ポッケ村の猫族の伝承によれば、村が興されるよりも以前から付近の火山地帯で目撃されていたようだ。
 グラビモスの様に溶岩への潜行能力を有し、突如地面から急襲して来る事もある。アカムトルムが溶岩に潜行すると、所々から溶岩が噴出するが我が書士隊の見解としては、アカムトルムの常軌を逸した巨躯が溶岩の対流に介入する事で、それが乱れ噴出するのではないか思われる。

 またソニックブラストと呼ばれハンターから恐れられるアカムトルム最大の攻撃は、単なる「音」であると考えられている。根拠としては氷壁も打ち砕くティガレックスの咆哮すら凌駕する声量である、円筒状に指向性を持って放たれる轟音の振動数はある種の衝撃波となって外敵を襲う。

 書士官の見解では、同心円状に放たれる爆音の振動は近くの物を、石ころからハンターまで無秩序に吹き飛ばし、溶岩の対流にまで影響を与える、故にアカムトルムが咆哮すると溶岩があちこちから噴出すのだと考えている。

 およそ強大すぎて感情と言うものが感じ取れない生き物であるが、アカムトルムが怒りを感じたとき、全身の甲殻は赤く煌きその強度を増す。これは怒りによってアカムトルムの体温が上昇し、それに反応して甲殻に含有される獄炎石が燃焼、熱を受けると高質化する物質を含む甲殻もそれに伴って硬質化するのだと我が書士隊は考えている。

 とは言え、どの理論も仮説の域を出ていないというのが現状である。


[2678] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 22:04
【眠鳥ヒプノック】

 近年開拓され始めている「樹海」と言う地域での目撃を皮切りに、砂漠などでも目撃されるようになった、これはハンターや書士官が樹海に進出した結果生息域を荒らされ、砂漠などにも出没するようになったのだと思われる。

 眠鳥と言う二つ名の通り、飛竜種の中でも鳥竜に分類される種で、イャンクックやゲリョスに近い種だと思われる。イャンクックの耳、ゲリョスの鶏冠に並び、ヒプノックの美しい尾羽は装飾品としての価値が高い。

 性格は至って臆病であり、睡眠性のブレスを吐きつけて外敵を昏倒させ身を守ろうとする。しかし、それでも向かってくる相手に対しては鋭い爪や嘴、しなやかな尻尾を駆使して攻撃してくる。

 現在化石のみ発見されているモンスター「ボルドル」に骨格などが類似しており、進化種ではないかと考えられている。「ボルドル」もまた、翼に羽毛を持ち鋭い嘴と鉤爪を持っていたと言われている。防衛から狩猟にまで使用できる睡眠ブレス、「ボルドル」と「ヒプノック」の明暗を分けたのではないだろうか。


 その素材から作られる防具は軽くて丈夫なため、ハンターの行動を阻害しない。
 そのため回避能力に市販の防具と比べて段違いの差が出る。

 そのデザイン性もドンドルマの街とポッケ村では少々趣を異にする、ドンドルマのデザインが露出の多い容姿なのに比べて、ポッケ村のそれは全身をきちんと覆っている。

 これは、ドンドルマとポッケ村の気候の違いによるところが大きいと思われる。


 繁殖期のヒプノックは体毛が青色に変化し、それに伴って凶暴性も増す。
 その凶暴性と蒼毛の希少さも相まって、繁殖期のヒプノックの素材は高額で取引される。




【溶岩竜ヴォルガノス】

 近年、耐熱技術の発達と共に探索が可能となった火山地帯にある溶岩の河。
 あらゆる生命を否定するかのようなその地には、グラビモスやアカムトルムと言う溶岩の中を潜行する事ができる生物も存在する。

 しかし、この魚竜種の一種であるヴォルガノスは溶岩の河を生息域とする生物なのである。溶けた岩が流れる溶岩流の中を住処とするとは、我々人間の常識では到底考えられないが彼らは確かにそこを住処とするのだ。

 頻繁に溶岩の河の上へ顔を覗かせて辺りを窺う行動を見せる、これは獲物を探す事の他に呼吸をかねていると考えられる、激しく燃焼する岩や鉱石が流れる溶岩の中では、酸素を吸収する事すら難しい、故にヴォルガノスは肺も持つと考えられる。


 狩りをする時には地上に飛び出し、アプケロスなどを捕食する。
 その際、溶岩の中から火炎弾を飛ばし獲物を弱らせる事もする。何より恐ろしいのは、固まっていない溶岩の下から急襲して来る事である。

 直前に固まった溶岩の地面が赤く変色するために、視認する事は容易であるが、それを回避する事とは話が別である。
 溶岩の塊を吐き出して攻撃してくる事もある、この際魚竜種特有の柔軟な体を捻って、見事に標的に向けて吐き出してくる。

 ハンターとの戦いの際には、その巨体で以ってハンターを押しつぶそうとする。周囲に小規模な地震が起こるほどの衝撃は、ハンターにとって脅威以外の何者でもない。


 ヴォルガノスの表皮は、溶岩の高熱の中で暮らすために勿論高質化しており、更に固まった溶岩が付着し強固な鎧を形成している。その鎧を剥がして、表皮にダメージを与えようと思ったならば、水属性の武器による熱疲労が有効かもしれない。

 その堅牢な表皮から作られる防具には、溶岩の側を通る際の体へかかる負担を軽減する、熱を通しにくいそれは熱風吹き荒れる火山地帯において真価を発揮するのだ。

 ドンドルマの防具のデザインはエスニックなタイプなのに対して、近年ポッケ村で考案されたタイプは古代の重装歩兵の様な出で立ちである。苛酷な環境であるフラヒヤ山脈にあるポッケ村ゆえの重厚で堅牢なデザインなのかもしれない。


 ヴォルガノスについてはまだまだ不明な点が多いが、近年体色が溶岩の色の亜種の目撃が報告されている。その強靭さは原種のそれを遥かに凌ぐというが、現段階では多くは解明されていない。


[2679] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 22:07
【棘竜エスピナス】

 近年樹海の開拓が進むと共に、ハンターを中心に目撃例が相次ぐ飛竜である。
 全身は樹海において保護色となる緑色をしている、さらに甲殻には鋭い棘を持っているのも特徴である。

 生態はのんびりしており、普段は休眠中であることが多い。その堅牢な甲殻と棘、棘の持つ毒で専守防衛に努め外敵が攻撃を諦めるのを待つ。


 しかし、外敵がそれでも諦めないときはその隠された凶暴性を発揮する、全身には赤い刺青の様な模様が浮かび上がり消極的であった態度は激変し圧倒的な力で外敵を制圧しようとする。

 この刺青の様な模様は血流であると考えられる、普段は体力の消耗を避けるため血流を抑えているが、外敵を排除するために身体能力を上げる、そのために血液を全身に流す機構を手に入れたと我が書士隊は解釈している。

 また、その際には甲殻の強度が落ちるが、その原因については現在調査中である。


 エスピナスのもう一つの特徴として、その全身の棘に猛毒を持っているという点である、その毒は単純な致死毒だけではなく、神経性の麻痺毒も含まれる。

 その最たる例はエスピナスの放つブレスである、リオレウス程の射程距離こそ無いものの、そのブレスが気化する過程で致死毒と麻痺毒が空気中に巻かれる、そのブレスの直撃を受けたハンターは麻痺毒で体の自由を奪われたまま、致死毒に体を蝕まれるという地獄を味わう事となる。


 また頭部の角や尻尾の棘、全身各所の棘に毒を持つため攻撃するのにも大きな危険を伴う、まだ未解明の部分も多くそれがまたこの飛竜を脅威たらしめいている所でもあるだろう。


 骨格は「竜盤目」「獣脚亜目」のそれであり【リオス科】との類似点も多いため「甲殻竜科目」に所属すると考えられる。また既存の分類には当てはまらないため「棘竜上科」と言う項目を新しく設ける必要があると思われる。



【迅竜ナルガクルガ】

 エスピナスと同じく、樹海の開拓によりその姿が目撃されるようになった。
 樹海の開拓はすなわち彼らの生息地を荒らすことであり、ヒプノックをはじめこのナルガクルガも様々な地域へとその住処を広げざるを得なくなった。

 樹海で発見されて以降、シュレイド地方の密林などでも目撃されるようになった。


 体格はティガレックスに近く、進化形態も似通ったものだと推測される。

 その翼はより前足に近く進化し、攻撃性を増している。その側面は刃のように鋭く、彼もそれがまた獲物に対する有効な攻撃になる事を知っているため、その刃翼を駆使した攻撃を繰り出してくる。


 体色は黒く猛禽類の様な嘴を持つ、物音を立てずに獲物へ近づき一撃で相手の息の根を止める。夜間や暗い場所での行動が多く目撃されているため、その闇に赤く輝く目は夜目が効く物と思われる。


 そう考えると、ナルガクルガの始祖は他の飛竜と共通ではないのかもしれない。体の一部が薄い毛で覆われている点も、他の飛竜と異なる点である。


 しかし、新発見の飛竜のため未だ解明されていない部分も多く、我が書士隊でも独自の研究が進められている。


 ナルガクルガはティガレックスと並び攻撃性の強い飛竜である。
しかし、その行動様式はティガレックスの様な直線的な動きではなく、ハンターを翻弄する曲線的な動きである。

 突然視界から消えたかと思うと、側面から飛び掛ってくると言う始末の悪い報告もあがっている。

 しなやかで長い尻尾は、ナルガクルガの怒りに反応して鱗が逆立ち、棘付き棍棒のように形状を変える、反動をつけたその一撃は手練のハンターに重症を追わせるに十分な破壊力がある。しかし、その代償として深く地面にめり込んだ尻尾を抜き出すのはナルガクルガをもってしても相当な力が要るらしく、上手く回避する事ができれば反撃の糸口となりえる。

 また、とあるハンターをして「ティガレックスは頭が悪そうだが、ナルガクルガは根性が悪そうだ」と言わしめた通り、総じて狡猾な飛竜であるため、平常時はハンターの仕掛けた《落とし穴》を見抜く知力を見せる。

 しかし、怒りで我を忘れている状態ではその洞察力も鈍り、ハンターの仕掛けた《落とし穴》にもはまり込む。
 ハンター諸兄は覚えておいても損が無いかもしれない。


[2680] RE:資料提供 Name:通りすがりの書士官 MAIL Date:2008/04/20(日) 22:10
【クイーンランゴスタ】

 ランゴスタの親玉であるクイーンランゴスタは、伝承にしか記録が残されていなかった。
 しかし、近年一際大きなランゴスタの固体が確認され、更に通常のランゴスタとは腹部の形状が異なる事も記録されている。

 肥大化した腹部には何千個の卵が収められており、繁殖期にはそれを産卵する。

 また腹部から腐食ガスを大量に撒き散らすため、鋼鉄製の防具は強度を失う、メンテナンスを行えば元通りにする事もできるが、狩場においては脅威である。

 また腰部にあたる部分の甲殻は《冠殻》と呼ばれ、素材としての価値が高い。


 クイーンランゴスタはコロニーを維持すると言う役割のため、ハンターの前には滅多に姿を見せない。しかし、コロニーが全滅の危機に瀕すると自ら外敵の前に立ちはだかる。

 彼女にとって群れの全ての個体は自らの子である、それらが悉く打ち倒される様を見て女王自ら外敵の前に立ちふさがるその姿は、品格と母性に満ち私の目には美しくさえ映る。




【崩竜ウカムルバス】

 《崩竜ウカムルバス》は伝承にすら余り記されていないため、現在までは伝説上の存在ないしは絶滅した種であると考えられてきた。しかし、フラヒヤ山脈の中腹に位置する《ポッケ村》の伝承においてかなり詳細な記録がなされていた。
 そして、ごく最近ポッケ村付近でその存在が遂に確認された。


 ギルドは調査部隊を派遣してその生態を調査しようと試みたが、余りの強大さに調査部隊は壊滅しポッケ村にも避難勧告が出されると言う非常事態に陥った。

 折りしもポッケ村に逗留していたハンター達の手によって、長時間の激戦の末討伐されその場は事なきを得た。
 その際入手されたウカムルバスのサンプルによって、その生態の研究が大いに進められた。


 また、ポッケ村の伝承には「アカムトルムと対を成す存在」と記されており、その巨躯や骨格も確かにアカムトルムのそれと類似している。


 しかし、その外観についてはアカムトルムとは大きく異なる、アカムトルムが岩盤を砕き軟らかい溶岩の中を移動するのに特化した形状なのに対して、ウカムルバスは堅い氷壁の中を突き進むのに特化した形状をしている。

 アカムトルムの様な無駄な突起を排除した背中は鋸の様な形状であり、アカムトルムのように巨大な牙は無いが、その顎はスコップの様な形をしており、地面を掘り砕く事に適している。

 翼は完全に飛行能力を失っており、代わりにアカムトルムの様に前足の様な機能を持っている。


 ポッケ村の伝承では、過去にも村に破滅をもたらしそうになったという。
 その際はポッケ村のある場所に安置してある武具により撃退したと記録されている。


 凝縮された水ブレスを放つ事もあり、その威力はガノトトスのそれを遥かに上回る。
 武器のガード能力をサポートする防具に身を包んだハンターが、その攻撃に晒され咄嗟に防御したものの、一撃の元に粉砕されたと言う報告があるため、人知を越えた威力である事は想像に難くない。

 その証拠に、堅牢な氷の地面をゼリーのように砕くと言う報告もされている。

 ナルガクルガと並んで、早急な調査が必要とされている飛竜である。




 今回は公文書に記されていない新発見のモンスターの考察を記した。
 特別な補注が無い限りは、どの記事も公的な文献から情報を収集したため信憑性は高いので、ハンター諸兄は安心して参考にして欲しい。

 所々「書士隊は……考えている」などの補注がある部分は、書士隊独自の見解であるため断言は出来ないと言う事もここに付記しておく。

     猟団「潟Lリン飲料」書士官長 Heine Weisheit.



  



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